都立中堅校からの大学受験(旧:塾なし中学生の勉強法)

公立中学に通っていた長男の塾なし家庭学習・高校受験勉強ブログ。2021年都立高校推薦入試に合格し、高1夏休みから通塾しました。そのほか小6次男の家庭学習について。

シンプルな家庭学習と次男の変化

小6次男に合った家庭学習を探していたところ、シンプルな家庭学習方法を知りました。その方法を親子で取り組んだところ、子どもの学習態度や成績が良い方向に変化しました。

 

シンプルな家庭学習を知る

昨年、次男(当時小5)に合った市販問題集を探していたときに、一冊の本に出会いました。『落ちこぼれゼロ! 勉強ぐせが身につく 学習ノートのつくり方 (アスカビジネス)』です。著者は37年間公立小学校の教員をしていた方です。家庭学習ノートを使った学習方法について書かれています。

 

勉強嫌い・苦手、家庭学習で何をしたら良いのか分からない小学校6年生(高学年)の保護者に向けての本です。(※中学受験をする子向けではありません。)

 

 

シンプルな家庭学習とは

本に紹介されている学習方法は、とてもシンプルです。学校で使っている教科書・資料集、ドリル・プリント、カラーテストなど今あるものを使って、【写す】と【繰り返す】を徹底するというものです。

 

実際の家庭学習ノートの実例もたくさん掲載されています。読むと「こうやって子どもと勉強すればいいんだ!」と新しい発見がいっぱいです。

 

各教科ごとの取り組み方や工夫、学校行事の経験を家庭学習に応用するコツなども紹介されています。(初版が2018年のためか、英語の学習に関してはローマ字・アルファベットが書ける、PCのローマ字入力ができる程度にとどまってます) 

 

宿題と家庭学習の違い

宿題はクラス全員に向けての課題です。学習理解状況やペースはひとりひとり違うため、家庭学習で自分の子に合った勉強をする大切さを著者は説いてます。

 

この本を知らなかった昨年の休校時、学校の課題が子どものレベルと合っていなかったため母はやりにくさを感じていましたが、そこはやはり家庭学習で工夫するしかなかったんだな、と思いました。

 

急がば回れの学習

教科書やプリントに書かれていることを問題文からノートに写す勉強法です。勉強ができる子には非効率なやり方です。

 

しかし、勉強が苦手な子は問題文から解き方のヒントを読み取れないので、問題文を写すことにより、「解答とセットで記憶が上書きされる」とのことです。

 

実際にやってみると、子どもが問題文の何を読み飛ばしているのか、どこに躓いたのかが横にいる親にも分かり、解答とセットで記憶できるに納得でした。

 

一読すると時間のかかりそうなやり方に感じましたが、内容的に難しいことは要求されていません。次男には急がば回れのやり方が向いているように思い、この学習方法を試してみました。

 

【写す】と【解き直し】で起こった変化

 

カラーテスト(単元テスト)前の取り組み

この本を初めて読んだのは次男が小5の2学期。算数は<異分母分数の計算(通分)>のところでした。学校で使ったプリント、宿題の計算ドリル、プレテストなどで間違えた問題の解き直しから始めました。文章題は本の通りに問題文や図などもすべて写して取り組みました。

 

「今まで間違えた問題を解き直すことさえしていなかったな~。」と母は思いながら、繰り返しました。次男は宿題以外のことをやりたがらないので、取り組む時間は30分が限界です。

 

30分程度でも平日にドリル・プリントの解き直し、週末に『ぴたトレ』(教科書準拠問題集)がスムーズに回るので驚きました。

 

  

今まで『ぴたトレ』に取り組ませるタイミングに悩んでいたのですが、平日の解き直し状況から授業の進み具合が分かるようになり、『ぴたトレ』を適切な時期に取り組めるようになりました。

 

次男は予習はやりたがらない、既に終わってしまっている単元の復習は面倒くさいだったのですが、ちょうど習ったところで『ぴたトレ』に取り組ませると「できる!」を体感できるからか文句が減りました。

 

間違えたら解き直しになるので、宿題も含めて間違えないように途中式などもちゃんと書くようになりました。いい加減に解くときもありますが、そうすると大抵間違えて解き直しになります(笑)

 

カラーテストの得点が上がる

1日30分程度解き直しをするだけの取り組みでしたが、常時70~80点のカラーテスト(単元テスト)が、<通分>の単元は90~100点に上がりました。

 

小5の<通分の計算>につまずかなかったおかげで、小6の<整数・分数・小数の混合計算>の単元も順調でした。

 

カラーテスト返却後はカラーテストの解き直し

カラーテスト返却後はカラーテストの解き直しです。本では、最初のうちは問題文や図もすべて書いて解き直しするよう指示しています。また正解した問題も含めて解き直しすことを指示しています。

 

次男はテスト全部の解き直しに難色を示すので、現状は間違えた問題の解き直しだけになってます。

 

次男の解き直しの様子を見た当時中学生の長男が、「中学では、数学のテストは正解でも間違いでも全部解き直して提出だよ。」と言いました。(担当していた先生がたまたまそういう方針でした) 長男ナイスコメント!と思うも、その一言に左右されず「間違えた問題だけやる。」という頑なな次男でした。

 

通知表の改善

カラーテストだけでなく通知表も改善しました。小4までの通知表は<もう少し>が常時4~5個あったのですが、小5からは<もう少し>が1~2個までに減りました。五十歩百歩のレベルに感じるかもしれませんが、母にとってこの変化はとても大きいものでした。

 

小6の1学期の保護者面談の担任の話によると、次男は授業に参加しているようです。お地蔵さんではなくなったようでした。学習内容が分かり、少しずつ参加できるようになってきたのかもしれないと思いました。

 

本に書かれている現象 学校で使っている教材を写す・解き直す ⇒ カラーテストの点数が上がる ⇒ 通知表が改善される を体感できました。

 

高学年からは毎年クラス替えがあり担任も違うので、先生やクラスメイトの相性など他の要因でたまたま小5から通知表が改善された可能性も大いにありますが、家庭学習の取り組みも改善につながったと母は思います。3学期の通知表の<もう少し>をゼロにして卒業したいというのが今の母の願いです。

 

3歩進んで2歩下がる現状

本に書かれている通りに進めて成功体験を得られましたが、親が忙しい・疲れているとき(お年頃の母)は、宿題以外の1日30分の家庭学習でさえ難しいときがあります。

 

次男は親が一緒でないと全くやらないので宿題以外の学習が滞ることはしょっちゅうです。(次男20時に寝ちゃうし)

 

本には各教科の家庭学習のコツも詳しく載っていますが、次男の場合は取り組みやすい算数と漢字ばかりで、他の教科まで手が回らない現状です。

 

思うように進まないと母は焦りますが、比べるべきは以前の次男と母の取り組みなので、土日や長期休みなどできるときにできる範囲で進めればいいと思うようにしています。

 

いずれはインプットからアウトプットへシフトしたい

本書では単元や問題の理解に重点を置いているので、まとめ勉強(インプット)がメインです。中学生以降は問題を周回するアウトプットにシフトする必要があると思いました。

 

本書では繰り返し学習の重要性もちゃんと説いてますが、繰り返し学習の例として取り上げられているのは計算、漢字、テストの写し直しです。

 

中学生以降も小学生の時と同じようにまとめ勉強を続けてしまう懸念を感じました。(中学生課程ならまとめ勉強でも通用する子は通用すると思いますが…)

 

とはいえ、子どもが自分ひとりである程度ノートをまとめられるようになる頃には、教科書やプリントを読んでインプットすることが可能になると思います。その段階になると問題文を写すことは不要になります。

 

本でも問題文を写さなくていい時期については触れていますが、アウトプットにシフトすることは書かれていません。時期を見て周回する方向に持っていくことは留意したいです。

  

シンプルだから無理のない家庭学習ができる

落ちこぼれゼロ! 勉強ぐせが身につく 学習ノートのつくり方 (アスカビジネス)』は、勉強嫌い・勉強が苦手な子向が学校で配布された教材(教科書、ドリル、テスト)などを使って写し勉強から始める学習方法です。

 

新しく教材を用意する必要もなく、基本的なやり方は【写す】と【くり返す】なので、勉強を始める際のハードルはとても低いです。今すぐ始められます。何をどう写すか自分で判断できるようになるまでは親と一緒に進める必要がありますが、子どもが学校で今何を勉強しているのかがよく分かり、一緒に取り組むと親も楽しくなると思います。

 

シンプルな方法なので子どもに合わせて無理のない家庭学習ができます。勉強が嫌い・苦手な子に何をどう取り組ませたらよいか悩んでいる保護者、家庭学習ノートの使い方が分からない保護者に刺さる一冊です。