都立中堅校からの大学受験(旧:塾なし中学生の勉強法)

公立中学に通っていた長男の塾なし家庭学習・高校受験勉強ブログ。2021年都立高校推薦入試に合格し、高1夏休みから通塾しました。そのほか小6次男の家庭学習について。

内申点を上げる|都立高校推薦受験の振り返り②

 f:id:habatako:20210304124126j:plain

このブログを始めた中2の2学期から、現行の都立高校入試の制度と併願優遇を考え、長男は中3の2学期の内申点を上げることをいちばんの目標にしていました。

 

長男はオール4以下からの出発だったので、この目標は長男には有効でした。目の前の定期テストや提出物を頑張って内申を少しずつ上げていきました。 

 内申で逃げ切る受験をイメージ

受験校の学校説明会で校長先生が「入試は内申点勝負なのか当日点勝負なのか、得意科目で勝負するのか苦手科目を克服して勝負するのか、いろいろなやり方があります。どれも正解です。合否の差は10点以内にひしめいていてほとんど差がありません。自分の戦い方で頑張ってください。」というようなことを仰ってました。

 

Vもぎを受けると、長男は内申の貯金で逃げ切るタイプでした。中3の2学期の内申を本人比で最大限に上げることが合格にいちばん近づくと考え、内申で逃げ切る受験パターンを想定しました。

 

通う中学の成績の基準を把握する

内申を上げるためには、まずは通う中学の成績基準を知る必要があります。

 

保護者会資料に目を通そう

中1の保護者会から成績の基準の説明があります。保護者会欠席でも資料は子ども経由で必ず配布されます。資料に目を通しましょう。配布される資料には観点別オールAでも4の場合など具体例も掲載されていました。長男の成績を見る限り、説明通りの成績がついていました。

 

2021年度からは中学が新学習指導要領になるので評価の観点が変わると思われます。きょうだいがいる場合、上の子と同じ感覚ではいかないと思っていた方がいいかもしれません。(ウチは下に小学生の次男がいますが、小学校は2020年度から新学習指導要領となり観点別評価の内容が変化しています)

  

実技教科は技能とペーパーテストの両方を揃える

長男の通う学校では実技教科は技能のウェイトが高くなっています。テストが良くても技能が伴わないと5はつきません。とはいえ、実技だけ良くてもテストがダメだとやはり5はつきません。5になるのは両方が揃ったとき。厳しいです(>_<) 5教科以上に難しいものがあり、長男は3をなくすことを目標にしていました。

 

中3の2学期の成績の扱いを知る

中3の保護者会の資料によると、長男の通う中学では中3の2学期の成績は「中3の1学期と2学期を総合したもの」という扱いになってました。中3の2学期だけ頑張ったのでは間に合わない可能性が大きいということです。

 

コロナで2020年度の保護者会は開かれていません。資料配布だけでした。資料に目を通さないと知らないままで過ぎてしまいます。

 

2学期の進路説明会時に「2学期の成績は中3の1学期と2学期を総合したもの」と念押ししてましたが、そこで初めて知っても愕然とするだけです。

 

(生徒には1学期のうちに伝えていたようで、ボーッとした長男でも中3の2学期の成績のつけ方を理解はしていました)

 

内申点を上げるために取り組んだこと

内申点を上げるためには何と言っても定期テストの成績を上げることがいちばんです。

 

ターゲット教科を決めて対策

まずは1教科、もう少しで上げられそうな教科や上げたい教科があると思います。その教科に狙いを定めて定期テストで得点できるよう頑張ります。

 

その教科のテストはワークからの出題なのかプリントからなのか、全くちがうとこからなのか把握して対策しました。

 

長男は問題を解いて1回丸つけすれば勉強をしたと思っていました。1回解くだけで自分の中に落とし込める子もいますが、長男はそういうタイプではありません。それでも解き直しをしただけで得点が伸びました。

 

ウチは欲張って英数の2教科狙いでスタートしましたが、同時に上がることはなく1教科ずつ上がっていきました。中2の段階で数学が上がりました。中3の1学期で英語が上がりました。社会があと少しで上がりそうだったので中3の2学期は社会を目標にクリアしていきました。

 

他の教科を下げないことが前提になるので1教科でもUPするのはなかなか大変ですが、子どもも一回上がった教科は下げたくない気持ちがあるのか何とか維持しよう頑張ってました。

 

あとは過去に4や5をとったのに下がってしまった教科は元の成績に返り咲く可能性があると思い、ターゲットにしていました。

 

長男の場合、実技4教科中2教科で5が狙えると目論んでいました。ここは残念ながらクリアできず最終的に実技で5がとれたのは1教科どまりでした。

 

新しく異動してきた先生の教科は成績UPのチャンス!?

たまたまだったのかもしれませんが、中2のとき新しく異動してきた先生の教科の成績は前年度より良くなることが多かったです。

 

中1から受け持っている先生は生徒の印象が固まっているのかなと思いました。(とはいえ、観点別評価の成績のつけ方を見ると先生はよく見ていると思います)

 

なので、中3のときも新しく異動してきた先生の教科は注意深くいくように長男に伝えていました(笑)中3のときに異動してきた先生は英語でした。結果上がったので、新しい先生だと本人の頑張りが反映されやすいような気がします。

 

通知表配布後にどうすれば成績が上がるかを本人が尋ねた

長男の通う中学では、通知表配布後に生徒が任意で成績相談をする時間が設けられています。

 

相談するのは中3の生徒がほとんどですが、長男は中1の1学期から面白そうと思って実技教科も含めいろんな教科の先生に訊きにいってました。親から「訊きにいけ」とは言ってません。妙な自主性がありました。

 

訊きに行くと、ずばりテストの点数だの、提出物の工夫などいろいろ言われたようです。成績5の子が訊きに行っても「このまま頑張って」としか言いようがないので、成績が上がる余地のある子だけの特権です。担当教科の先生が直接原因を言ってくれるわけですから確実な情報です。

 

長男は中3になるまでは訊きにいくだけで言われたことを活かせずにいましたが、先生に訊きに行くことに抵抗がなくなっただけでも良かったと思います。

 

中3の1学期に観点別オールAで4がついた教科(テスト9割越え)を訊きに行ったら、説明はしてくれたけど先生が困り気味だったと長男が言ってました。何となくヒトの心理として、この教科は次のテスト次第では5になる可能性がかなり高いと母は踏みました。狙っていた社会だったので2学期の社会は全力投球でした。

 

長男は無邪気に訊きに行くだけでしたが、長男からの情報を元に母は腹黒くいろいろ思惑を巡らせていたのでした。(←怖いわ…!)

 

内申が上がって良かったこと

内申が上がって良かったことは高校選びの選択肢が増えたことです。例えば、AとBのふたつの学校から選ぶのではなく、A~Zの中でより自分の希望に近い高校を見つける選択ができました。本人の希望をすべてを叶える高校は皆無なので、選択肢があるのとないのとでは違ってくると思います。

 

併願優遇校選びで困らなかった

長男のレベルだと併願優遇校の方がむしろ学力が高いくらいでした。私立は受験せずに終了となりましたが、長男だったら私立になったとしても私立残念ではなく私立バンザイだったのではないかと思われます。

 

中2のときの成績だったら併願優遇校を選べる状況ではありませんでした。選択できるところまで持っていけたのは非常に大きかったです。

 

推薦入試合格につながったのではないか

長男の都立志望校は早い段階で決まっていました。志望校の路線(←鉄ヲタ)と校風を魅力に感じていたようです。そしてこれまたどういう訳か学力的に妥当な志望校でした。

 

(母としてはもう少し高い志を持てばより学力が引き上がるのでは?というのが本心ですが、長男に高い志は全く持って縁がない)

 

長男はどんなに内申が良くても悪くても志望校を変えることは全く想定していませんでした。なので、「内申が上がる分だけ入試の持ち点が増えるから内申を上げるのはメリットしかないよ」とよく伝えていました。

 

結果的に内申を上げられ、推薦入試合格につながったと思います。

 

推薦入試は素内申

一般入試は実技2倍の換算内申ですが、推薦は素内申です。9教科×5=45が最高点になります。

 

長男の受験校の配点は内申点が450点、作文(225点)と面接(225点)が450点でした。内申のウエイトが半分です。内申1が10点分に相当します。内申を1上げることの重みが分かります。

 

手持ちの高校受験案内によると、長男の受験校の内申の目安(男子)は

  • 合格見込み 37
  • ほぼ確実  39

となってました。

 

Vもぎの判定に書かれていた推薦の目安は35~37(男子)でした。

 

両者の目安の差が結構大きいので判断が難しいですが、オール4付近から推薦入試を検討する感じでしょうか。

 

長男は内申40(400点)で臨みました。作文と面接は合格者平均点くらいとれればトータルで合格最低点に引っかかるのでは?という目論見で受験しました。(実際の倍率ではこの内申でも全く安心できませんでしたが、結果的に踏ん張れました)

 

仮に内申35の受験生ならば、長男との内申の差50点分を面接と作文で逆転できるかということです。この学校では過去に内申32~33での合格があり伝説となっているので、作文と面接(と集団討論)に絶対の自信があるならば合格もあります。要は自分の強みを理解して勝負することが大事ということです。

 

内申頼みのデメリット

通う中学の成績基準の傾向と対策ができれば内申点は上がります。長男の通う中学はレベルが低いと言われていることもあり、内申を上げやすかったとも思います。

 

(とはいえ、レベルの低い中学は学校生活自体に難があり、なかなかハードな3年間でした)

 

通う中学の内申が取れても本当に学力がついたかは別の話です。レベルの低い学校の内申頼みはそこがデメリットです。実際Vもぎでは教科によっては偏差値50以下になることもあり、学力面は全く楽観できません。大学受験で相当苦労しそうなのも大きなデメリットです。

 

幸か不幸か推薦で引っかかってしまったので、学力相応の高校を選んだと思っていますが、通う高校に必要な学力を本当に備えているかは未知数です。危機感をもって高校生活に臨むようしつこく伝えています。

 

内申を上げることはひとつの手段

長男は内申点を上げることに注力して道が開けました。内申頼みは学力面に不安を残すので決してベストとは言えませんが、それでも長男にはこの方法がいちばん合っていたと思います。